10月末の上高地に1泊2日で行ってきました。
結論から言うと、バス予約が前日になって取れていないことが発覚し、電車+バスで強行突破するというドタバタ旅でした。けれど、結果的に上高地までたどり着けて、大正池ホテルに泊まり、河童橋・明神池・徳沢まで散策できた最高の2日間に。
この記事では、
- 10月末の上高地アクセス(電車+バスで行く具体的な手順)
- 新島々駅でのバス乗り換え攻略法
- 大正池ホテル宿泊の正直な感想
- 食べ歩き・散策ルート・服装
- そして最大の教訓「予約は絶対早めに」
を、上高地旅行を検討している人の判断材料になるレベルで書きました。
同じ失敗をしないでほしいので、読み終わったら絶対に予約サイトを開いてください。
この旅のスペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 時期 | 10月末 |
| 日程 | 1泊2日 |
| 同行 | 友人と2人 |
| 宿泊 | 大正池ホテル(スーペリアツイン・朝夕食付き) |
| 宿代 | 1人25,300円 |
| 交通費 | 電車+バス 片道3,260円(松本駅↔上高地) |
宿泊代込みの予算感は、1人3万円台前半くらいで2日間の旅が組めるイメージです(食事・お土産別途)。
1日目
失敗談|バス予約ができていないことが前日に発覚

事の発端は出発前日の夜。
「念のため予約確認しよう」とメールを遡ったところ、取ったつもりだった上高地行きの直行バスが予約できていなかったことが発覚しました。
10月末の上高地はハイシーズンの末期で、直行バスは満席。
今からは取れない。
選択肢は2つ。
- 諦める
- 電車+バスで強行突破する
ここで友人と「行ける限り行こう」と決めて、急遽松本駅まで電車で行き、そこから上高地線(松本電鉄)で新島々駅まで→新島々から路線バスで上高地へというルートに変更しました。
上高地までの交通費は片道3,260円(電車+バス・現金支払い)。
直行バスより少し高くなったものの、間に合わせるならこのルート一択でした。
松本駅で大行列→全力疾走で電車に乗り込んだ

朝、6:31発の上高地線に乗るべく、松本駅に15分前に到着。「余裕で間に合うでしょ」と思っていたら、上高地線の改札前にドン引きするほどの長蛇の列。
全員、目的地は同じ上高地です。
ここで判明したのが大事な情報3つ。
切符を慌てて2回に分けて買い、全力でホームに走って、出発アナウンスが鳴る中なんとか駆け込んで乗れました。
ギリギリすぎて心臓に悪い。
教訓:始発に乗るなら最低でも30分前には松本駅に到着すべし。
新島々駅→上高地バスへの乗り換え攻略

ここからが本記事最大の実用情報です。新島々駅でのバス乗り換えは、席を確保できるかどうかの勝負になります。
電車内での予兆
新島々駅着は7:01、そこから7:10発のバスに乗り継ぐ流れ。
乗り換え時間はわずか9分です。
新島々駅が近づくと、車内モニターに「新島々」の駅名が表示された瞬間に、車内全員が一斉に立ち上がるという独特の儀式が始まります。
「これから戦闘が始まりますよ」という空気で、乗っている方も緊張感が高まる瞬間。
ドアが開いた瞬間〜バス停まで
ドアが開くと同時に、世界各国の老若男女が全力疾走。
本当にオリンピックの短距離走状態で、外国人の旅行者まで全員ガチで走ります。
私たちが実践してバス10位前後で乗れた攻略法はこちらです。
① 電車は「7番ホーム降りてすぐの車両」に乗る 新島々駅で降りるドアに最も近い車両を、最初から狙って乗るのが鉄則。松本駅で並ぶ位置から決まります。
② 降りるときは「進行方向左側・前の入り口」から 左側のドアが、バス停に最も近い出口です。右側ドアから降りると遠回りになり、バス停到着で大きく出遅れます。
③ 電車を降りたら「ひたすら右方向へ」走る バス停は駅を出て右側。迷わず一直線に右へ向かってください。
このルートで走れば、10位前後でバス停に到着できました。
私たちが行った日はバスが増便されていたので最終的には全員乗れたっぽいですが、増便がない日もあるので席を確実に確保するなら走るしかないです。

※新島々駅・上高地線・バスの運行情報は時期・曜日で変わります。最新情報はアルピコ交通公式サイトでご確認ください。
上高地食堂で朝ごはん|大正池から歩いて中心部へ(9:30頃)

新島々から乗ったバスは予定より20分早く7:55に上高地に到着。
バス停で大正池の景色をひと通り眺めてから、大正池→上高地食堂まで歩いて移動して、9:30頃にここで朝ごはんを食べました。
大正池ホテル方面に荷物を置いて中心部へ向かう導線の中にちょうど食堂があるので、散策のスタート地点としても便利な位置にあります。
注文したのはこの2品。

① 山菜きのこ蕎麦(1,140円) 山菜ときのこがたっぷり入った素朴な一杯。
寒い朝に温かい汁ものが染みる山の朝ごはんらしい味でした。

② 味噌ラーメン(1,320円) これがめちゃくちゃ美味しかった。
深いコクの中にほんのり辛味が立つスープで、「これが信州味噌のラーメンの味なのかな」と思わずにいられない複雑な美味しさ。
麺は少し細めのちぢれ麺で、スープがよく絡んで一口ごとに満足度が高い。
朝食に1,300円超えのラーメンは強気な値段ですが、山に登る前のエネルギー補給と、信州ならではの味体験という意味でも価値ある一杯でした。
※店舗情報は変更になる場合があります。訪問前に公式サイト・SNSでご確認ください。
売店で食べ歩き|山賊焼き・かっぱ焼き
上高地のバスターミナル近辺には外の売店が出ていて、山賊焼きやかっぱ焼きを立ち食いできます。
景色のいい場所で食べ歩きするのが上高地の楽しみ方の1つ。
奥の散策に出る前に売店で1品ずつ買っておくのがおすすめです。
食堂で腹ごしらえした後にデザート感覚で食べてから出発しました。
河童橋から徳沢へ|ライブカメラ・クマベル・明神池

上高地のメインストリートは河童橋から始まります。
五千尺ホテルのライブカメラに手を振る遊び
河童橋のすぐ近くに五千尺ホテルがあり、YouTubeで河童橋付近のライブカメラが中継されているのはご存じでしょうか。
私たちは事前に知っていたので、橋の手前を陣取って2人でカメラに向かって手を振り続け、スマホでYouTubeを開いて自分たちが映っているのを確認してそれを画面収録して大満足。
リアルタイムで自分達の家族にも試聴してもらったりなんかして。
これ、本当におすすめの遊びです。笑
クマベルをつけて奥へ
河童橋から奥に進むと、徐々に道が険しくなります。
山の入口にはクマベルが設置されていて、自由に鳴らしながら歩くスタイル。
私たちもクマベルを身につけて、道沿いのベルもひとつひとつ鳴らしながら奥へ進みました。

ただ、これは儀式というより本気の警戒だと、歩いているうちに気づきます。
「数日以内のクマ目撃情報の張り紙」が、散策路のあちこちに貼ってあるんです。
〇月〇日にこの場所で目撃、〇月〇日にこのエリアで…という実際の最新情報。
思っていたよりだいぶ多い。

「あ、リアルにクマは出るんだな」と理解した瞬間、クマベルの音量が急に頼もしく感じました。
奥に行く人ほどクマベル必須です。
徳沢(12:45頃到着)

さらに奥に進んで徳沢に12:45頃到着。
徳沢は徳澤園・徳沢ロッヂなどがある散策の中継地点で、ここで休憩を取りました。
⚠️ 注意:徳沢のお店は12:45時点でほぼ売り切れでした。
コーラフロートはギリギリ間に合いましたが、食事メニューや人気品はほとんどなくなっている状態。
徳沢で食べ物・飲み物をしっかり楽しみたい人は、午前中〜お昼前の到着を強くおすすめします。
徳沢の名物|コーラフロート500円が疲れた体に染みる(12:45頃)

徳沢で頼んだのが、噂のコーラフロート500円。
メニューだけ聞くと「カップに入ったソフトクリームにコカコーラを注ぐだけ」というシンプルすぎる構成なんですが、山道を2時間歩いてきた体にこれが染みる。
糖分・冷たさ・炭酸の三位一体で、500円とは思えない満足度でした。
歩き疲れた人にこそ飲んでほしい一杯です。
嘉門次小屋|囲炉裏の岩魚塩焼きとビールで休憩(14:30頃)


徳沢から折り返して帰る途中、14:30頃に明神池近くの嘉門次小屋(かもんじごや)に到着。
この時点ですでに足はパンパンで、囲炉裏で焼く岩魚と冷えたビールに引き寄せられるようにベンチに座り込みました。
注文したのは岩魚の塩焼き1,200円とビール450円。
このお店、雰囲気が最高でした。
- 囲炉裏で岩魚を1匹ずつ焼いてくれる
- ビールは桶に水掛け流しで冷やされていて、自分で取るスタイル

山の中で囲炉裏の火に当たりながら、塩のきいた岩魚と冷えたビールを味わう時間は、この旅で一番贅沢に感じた瞬間でした。
頭から骨まで丸ごと美味しくいただきました!
岩魚は明神池の湧き水で生簀飼いされたものを焼いてくれているそうで、観光地で食べる岩魚というよりは、ちゃんと「ここでしか食べられない味」として楽しめます。
明神池|参拝の列に並んで(15:00頃)

嘉門次小屋を出てすぐの明神池(穂高神社奥宮)には15:00頃に到着。
午後の時間帯はちょうど参拝者が集中する時間で、奥宮の入口で拝観料を支払うために少し列ができていました。
並んでも10分程度で順番が来るので、せっかく明神まで来たならぜひ立ち寄ってほしい場所。
穂高連峰を背景にした水面と紅葉が静かに広がっていて、嘉門次小屋でゆるんだ空気のままお参りすると心地よさが倍増します。
ホテルへの帰り道|17時門限を破って真っ暗闇+クマ怖怖

明神池を出てホテルへ戻る道で、この旅一番ヒヤッとした体験をしました。
宿泊先の大正池ホテルから「17時までに戻ってきてください」と言われていたのですが、徳沢まで遠出して嘉門次小屋・明神池まで寄ってきたこともあって、17時に間に合わず結局17:30に帰還(30分遅れ)。
途中で完全に真っ暗になり、しかも帰り道の途中にも「数日以内のクマ目撃情報」の張り紙がしっかり貼ってあるのを見つけて、余計に怖くて震えながら歩きました。
日中に見た「ちょっと数が多いな」レベルの目撃情報が、暗闇の中だと本気の恐怖として効いてきます。
クマベルを鳴らしまくりながら、ほぼ早歩きで終盤半泣きになりながら戻った帰り道でした。笑
中心部から少し距離のあるホテルに泊まる場合は、門限の時間は絶対厳守してください。
これは正直反省です。
1日目の宿|大正池ホテル

宿泊したのは大正池ホテル(スーペリアツイン・朝夕食付き)1人25,300円。
- 大正池の麓・バス停からすぐのロケーション
- 部屋は綺麗で過ごしやすく、大浴場で山歩きの疲れを解放できる
- 夕食が本当に美味しかった。お櫃のご飯を何度もおかわりして、ホテルのお姉さんに笑われました
- 上高地の主要中心部(河童橋・バスターミナル)からは少し距離があるけど、目の前のバス停でバス移動が楽
今回の宿泊条件:
- 客室タイプ:スーペリアツイン
- 食事:朝食・夕食付き
- 料金:1人25,300円(10月末・紅葉シーズン)
※料金・プラン・営業期間は変動します。予約前に公式サイト・予約サイトで最新情報をご確認ください。
大正池ホテルを予約するなら
朝の大正池の朝日を見たい・大浴場と夕食でゆったり過ごしたい人は、迷わず今すぐ予約しちゃってください。
10月末のハイシーズンは本当にすぐ埋まります。
部屋・夕食・大浴場・荷物預かりサービスの詳細レビューはこちら。
👉 大正池ホテル宿泊記|紅葉の上高地・25,300円・夕食大浴場レポ
2日目
朝の大正池|朝日を見に人が集まる名物景色

朝、宿の前の大正池に朝日を見に人が集まるのがこのホテルの名物景色。
立ち枯れの木が水面に映る独特の景色に朝の柔らかい光が差し込む瞬間は、早起きしてでも絶対見る価値ありでした。
中心部のホテルに泊まっていたら、わざわざバスかタクシーで来ないと見られないこの景色を、部屋から徒歩数十秒で楽しめるのが大正池ホテルに泊まる醍醐味です。
荷物預かりサービス|中心部のバス停まで運んでくれる

これは大正池ホテル独自ではなく上高地のホテル全般で行われているサービスですが、朝、ホテルに荷物を預けると高速バス停近くの荷物預かり所まで運んでくれる仕組みがあります。
これが本当に便利で、チェックアウト後も身軽に散策に出て、そのまま帰路のバスに乗れる動線が作れます。
中心部から離れた大正池ホテルに泊まる場合は、特に恩恵が大きいサービスでした。
時間、料金など詳細はこちら👉手荷物預かり所 – 上高地公式ウェブサイト
中心部で散策&お土産|トワサンク上高地と河童橋近くの売店

バスで上高地の中心部へ移動して散策。
買ったのはこちらの3品で、それぞれお店が違います。
① アップルパイ|トワサンク上高地 信州産のりんごを使ったアップルパイ630円。トワサンク上高地で購入しました。観光地のアップルパイにありがちな「とりあえず感」がなく、信州のりんごで作られた完成度が高い1品。お土産にもぴったり。

② 牛乳ブレッド|五千尺キッチンの売店 五千尺キッチンの売店で見つけた牛乳ブレッドが、この旅最大の食べ物ヒットでした。ふわふわのパンに生クリームがぎっしり詰まっていて、「これを買うためだけに上高地にもう一度行きたい」と本気で思うほどの美味しさ。
③ 野沢菜のおやき|五千尺キッチンの売店 牛乳ブレッドと同じく五千尺キッチンの売店で。野沢菜のしょっぱさと生地の甘みのバランスがちょうどよく、歩き食べにもぴったりでした。
直行高速バスという正解ルート|電車強行突破組から見た「あれが取れていれば」

ここで強くお伝えしたいのが、上高地行きの直行高速バス「さわやか信州号」(アルピコ交通)の存在です。
私たちは行きにこのバスの予約を取り損ねて電車+バスで強行突破したわけですが、帰りに直行バスに乗って痛感したのは「これが取れていれば全部解決していた」という事実でした。
アルピコ交通公式サイトで確認した直行バスの発着地(5路線)
公式サイトによると、「さわやか信州号」の上高地行き直行バスは以下の5方面から運行されています。
- 新宿発着
- 東京発着
- 渋谷・二子玉川発着
- 大阪・京都発着
- 長野発着
各路線の所要時間・料金・運行ダイヤは、シーズンや年によって変動します。
最新情報・予約はアルピコ交通公式サイト「さわやか信州号」のページで確認してください。
👉 アルピコ交通 さわやか信州号
私が帰りに実際に乗ったのは「大阪・京都線」
帰りに乗ったのは大阪・京都発着便の上高地→新大阪ルート。
- 上高地バスターミナル 13:30発 → 新大阪 19:25着
- 所要時間:約6時間
- 料金:8,000円(当時/※料金は時期で変動・要確認)
直行バスのリアルな快適さ
このバスが本当に良かったので具体的に書きます。
- 車内ガラガラで好きな席に座れた(紅葉シーズン末期の平日帰り便)
- コンセント・足置き・机つきで長時間移動でも快適
- 乗り換えゼロで寝ていれば目的地に着く
帰りはぐっすり寝て体力回復しながら新大阪まで戻れたので、散策で疲れ切った帰路にこそ直行バスは正解だと痛感しました。
行きも帰りも「直行バスが取れるなら絶対直行バス」
電車+バスで強行突破した私たちが、最終的に行き着いた結論はシンプルです。
行きも帰りも、直行バスが取れるならそれが圧倒的に正解。
- 電車+バスは乗り換えあり・席取り合戦・現金のみ・始発の大行列などストレス要因多数
- 直行バスは乗り換えゼロ・座席指定・予約決済・寝てる間に到着で完全に上位互換
- 紅葉シーズンは満席必至なので、3〜6ヶ月前には予約しておくのが正解
「電車で苦労したからこそ分かる、直行バスの便利さ」を、強行突破した私が太鼓判で保証します。
次回はもう絶対に直行バス予約から動きます。

服装・持ち物アドバイス|10月末の上高地は体感0度

私が10月末に行ったときの朝7時過ぎの気温は一桁・体感0度くらい。
装備していたものはこちら。
- 山用ズボン
- インナー
- 登山用Tシャツ
- 薄手のパーカー
- ゴアテックスのアウター
これでもめちゃくちゃ寒かったです。
早朝の上高地の散策中は、地面が凍結しているところもあって危ないので注意が必要です。
これから10月末〜11月の上高地に行く方は、
- 極暖タイツ
- ダウン
このレベルの装備を必須で考えてください。
「ちょっと寒いかも」レベルでは絶対足りません。
靴
- 中心部(河童橋・バスターミナル周辺)だけならスニーカーでOK
- 明神・徳沢など奥まで行くならトレッキングシューズ推奨
ちなみに、おしゃれ着の若者もちらほら見かけたので、装備は完全に自由ですが、寒さと足元の安全だけは妥協しないほうがいいです。
小銭を忘れずに
上高地のトイレは有料です。
電子決済は使えないので、100円玉を多めに用意しておくのがおすすめ。
財布に小銭がなくて困ったという話をよく聞くので、出発前に確認しておいてください。
まとめ|予約は絶対早めに

10月末の上高地は紅葉のラストシーズンで、ハイシーズン中のハイシーズン。
私たちはバス予約を取り損ねてヒヤヒヤしながら行きましたが、運良く電車+バスでたどり着けただけでした。
これから上高地旅行を計画する方への最大のアドバイスは1つです。
バスもホテルも、何ヶ月も前から予約必須。1〜2ヶ月前では取れません。
特に紅葉シーズン(10月〜11月初旬)に行くなら、3〜6ヶ月前の予約を強くおすすめします。
大正池ホテルを予約するなら
この記事を読んで上高地に行きたくなった人・大正池の麓に泊まって朝日と夕食を堪能したい人は、迷わず今すぐ予約しちゃってください。10月末のハイシーズンは本当にすぐ埋まります。
大正池ホテルの部屋・食事・大浴場・荷物預かりサービスの詳細レビューはこちら。
👉大正池ホテル宿泊記|紅葉の上高地・25,300円・夕食大浴場レポ



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