上高地で泊まる宿を探していて、大正池の麓に建つ大正池ホテルが気になっている方へ。
10月末の紅葉シーズンに、友人と2人でスーペリアツイン・朝夕食付き・1人25,300円で泊まってきた正直レビューをお届けします。
結論から言うと、大浴場・夕食・朝の大正池の朝日の3点で「上高地でゆったり過ごしたい人」には間違いない宿でした。
一方で、上高地の主要中心部(河童橋・バスターミナル)からは少し距離があるのは正直なデメリット。
読者の方が「自分が泊まるべきか」を判断できるように、良い点も気になる点も具体的に書きました。
特に紅葉シーズンの上高地は予約争奪戦なので、検討中なら早めに動くことを強くおすすめします。
このホテルを選んだ理由|上高地のホテルの中で比較的お手頃

上高地のホテルを比較していくと、1人3万円超え・4万円超えのプランが普通にある世界観なのが分かります。
その中で大正池ホテルは、スーペリアツイン・朝夕食付きで1人25,300円という価格帯が出ていて、上高地の宿の中では比較的お手頃に感じました。
もう1つの決め手が大正池の麓という立地。
朝起きてすぐに大正池の朝日を見に行ける宿は、上高地でも限られた選択肢になります。
「上高地のホテル代が高くて躊躇している人・でも朝夕2食付きでゆっくり過ごしたい人」の選択肢として刺さる宿だと思います。
ホテルまでのアクセス|大正池バス停から徒歩すぐ
上高地へはマイカー規制があり、現地までは高速バスまたは電車(松本駅→上高地線→新島々駅)+路線バスで向かいます。
ホテル最寄りのバス停は「大正池」バス停。
バスターミナル(中心部)まで行ってしまうと一駅戻る形になるので、「大正池」で降りるのを忘れずに。
バス停からホテルまでは徒歩すぐ。
バスを降りてホテル入口までほぼ迷う要素がない近さでした。
道の雰囲気・安全性について
- 日中:バス停・ホテルともに観光客の往来があり、迷わず安全に到着できる距離感
- 夕方〜夜:上高地全体が山の中で、街灯のような人工照明はほとんどありません。10月末は16時を過ぎるとどんどん暗くなり、17時以降は完全に真っ暗
- 私たちは初日に散策で遠出しすぎて30分遅れて戻ったとき、真っ暗な道で本気で怖い思いをしました(クマ目撃情報の張り紙もあり)
→ 17時以降に外出する場合は懐中電灯必須・できれば日没前にホテルへ戻るプランを組むのが安心です。
客室|スーペリアツインは綺麗で過ごしやすい

今回泊まったのはスーペリアツイン。
ベッドが2台並ぶ標準的な構成で、部屋は綺麗で過ごしやすい仕上がりでした。
可愛らしいお部屋で広さも十分。広々と使えます。
寒さもなくとても暖かく過ごせました。
山の宿らしい落ち着いた雰囲気で、散策で疲れた体を休めるには十分。
上高地の宿は建物の年季が入っているところもあると聞いていたので、「綺麗で気持ちよく寝られる」状態に仕上がっているのは安心ポイントでした。
※部屋タイプによって設備や眺望は変わります。和室・和洋室など他タイプもあるので、好みに応じて公式サイトで確認してください。
夕食|お櫃のご飯を何度もおかわりして笑われた

このホテルで一番感動したのが夕食でした。
山の食材を使った料理が品数豊かに並び、一品一品の完成度が高い。
何よりお櫃で出てくるご飯が美味しすぎて、私達は何度もおかわりしてしまい、最終的にホテルのお姉さんに笑われました。
「たくさんあるから大丈夫ですよ」とにこやかに言ってもらえたものの、自分達のおかわりペースに自分でドン引きするくらいでした。
「山の宿の夕食を真面目に楽しみたい人」には、これだけで泊まる価値があると言える内容です。
大浴場|山歩きの疲れを丸ごと解放できる
部屋付きのお風呂とは別に大浴場があります。
これがこの宿を選ぶ大きな理由になりました。
上高地は1日で1万歩以上歩くことが普通の場所。
ふくらはぎ・足裏の疲れをユニットバスのシャワーだけで取りきるのは、正直しんどい。
ちゃんと足を伸ばして湯船に浸かれる大浴場があるかないかで、翌日の歩ける距離が変わります。
紅葉シーズンの上高地は朝晩がしっかり冷えるので、温まって眠れるありがたみも別格でした。
朝の大正池|朝日を見に人が集まる名物景色

このホテルに泊まる最大のご褒美が、朝の大正池。
朝、宿の前の大正池には朝日を見に人が集まります。
立ち枯れの木が水面に映る独特の景色に、朝の柔らかい光が差し込む瞬間は、早起きしてでも絶対見る価値ある景色でした。
中心部のホテルに泊まっていたら、わざわざバスかタクシーで来ないと見られないこの景色を、部屋から徒歩数十秒で楽しめるのが、大正池ホテルに泊まる最大の意味だと思います。
荷物預かりサービス|中心部のバス停まで運んでくれる

これは大正池ホテル独自ではなく、上高地のホテル全般で行われているサービスですが、大正池ホテルでも利用できます。
朝、ホテルに荷物を預けると、高速バス停近くの荷物預かり所まで運んでくれる仕組み。
これがあるので、チェックアウト後も身軽に散策に出て、そのままバスで帰れる動線が作れます。
中心部から距離がある大正池ホテルだからこそ、このサービスの恩恵が大きい。
「荷物を抱えて中心部まで戻る」工程が完全に消えるので、最終日の体力消費がだいぶ違います。
詳細・利用方法はチェックイン時に必ずフロントで確認してください。
立地|中心部から距離があるけど、バスで楽に移動できる

正直に書くと、大正池ホテルは上高地の主要中心部(河童橋・バスターミナル)からは少し距離があります。
徒歩で行けない距離ではないものの、ガッツリ歩きます。
ただし、ホテルの目の前に「大正池」バス停があるので、徒歩で頑張らなくてもバスで楽に中心部まで移動できるのは大きなポイントです。
- 河童橋・バスターミナル方面:バスで数分(または徒歩)
- ホテル前のバス停発着なので、バス疲れの心配もほぼなし
- 中心部の散策や食べ歩きの後も、バスでまっすぐ宿に戻れる
つまり、「中心部から離れている」=「移動が大変」とは限りません。
バスを上手に使う前提なら、立地の不便さは大きく相殺されます。
一方で、大正池の自然をひとり占めしたい派・静けさ重視派にとっては、中心部から離れていることがそのままメリットになります。
「上高地のどこに重きを置きたいか」で評価が変わる立地です。
デメリット|正直に書いておきます

実際に泊まって感じたデメリットは2つあります。
① 中心部から離れているので、夜の門限破りは本当に危険 ホテルから「17時までに戻ってください」と案内があったのですが、私たちは2日目の散策で遠出しすぎて30分遅れて帰還。真っ暗な山道で、クマ目撃情報の張り紙を見ながら震えて歩く羽目になりました。中心部のホテルなら街明かりが多少あるので、ここまでの怖さにはならなかったはず。門限は絶対厳守してください。
② 食べ歩き・お土産巡りには動線が長い 河童橋すぐ近くの売店・徳沢のお店などを巡りたい場合、ホテル前バス停を使えば移動自体は楽ですが、バスの時間に縛られるのは確か。「思い立ったら徒歩で何度でも往復したい」スタイル派は中心部のホテルのほうが効率が良いです。
こんな人におすすめ
- 朝の大正池の朝日を部屋から数十秒で見に行きたい人
- 山の宿らしい夕食をしっかり楽しみたい人
- 大浴場で足を伸ばして1日の疲れを解放したい人
- 上高地のホテル代を3万円以下に抑えたい人
- 静けさ重視・観光地のガヤガヤから少し離れて泊まりたい人
こんな人には向かない
- 河童橋・バスターミナル徒歩圏内の宿じゃないと困る人
- 夕方以降に何度も中心部と往復したい人:暗い山道の往復になります
- お部屋風呂派で、大浴場が選択基準にならない人
- 設備の新しさ・モダンさを最重要視する人:山の宿らしい落ち着いた仕上がりです
- 17時以降も自由に外出したい人:街灯のない真っ暗な道になり、安全面で不向きです
大正池ホテルを予約するなら
「朝の大正池の朝日を見たい・大浴場と夕食でゆったり過ごしたい人は、迷わず今すぐ予約しちゃってください。10月末の紅葉シーズンは本当にすぐ埋まります。」
予約は絶対早めに|紅葉シーズンは3〜6ヶ月前推奨

これだけは強調させてください。
特に10月〜11月初旬の紅葉シーズンは予約争奪戦になるので、3〜6ヶ月前の予約を強くおすすめします。
私たちは運良く取れましたが、もう少し直前に動いていたら確実に泊まれていなかったと思います。
「いつか上高地に行きたい」と思っているなら、今のうちにシーズンを決めて押さえておくのが正解です。
基本情報まとめ
今回の宿泊条件:
- 客室タイプ:スーペリアツイン
- 食事:朝食・夕食付き
- 料金:1人25,300円(10月末・紅葉シーズン)
※料金・プラン・営業期間は変動します。予約前に公式サイト・予約サイトで最新情報をご確認ください。
この旅の全体レポはこちら。
バス予約失敗から始まった上高地2日間の冒険、食べ歩き・散策ルート・服装・持ち物まで全部書いています。
👉〔内部リンク:上高地旅行2日間|10月末バス予約失敗→電車強行突破のリアルレポ /kamikochi-2days-october-trip-report/〕



コメント