今さらなんですが、ハイキュー!!にハマりました。
実は私、中学の3年間だけバレー部だったんです。超弱小チームでしたけど笑
たった3年、それも部活レベルの話ではあるんですが、それでも「自分はバレーを知っている方だ」と、どこかで思っていました。
見始めたら止まらなくなって、気づいたらバレーの試合中継まで見るようになっていた。
自分でもちょっと驚いています。
※この記事の後半に、映画「ゴミ捨て場の決戦」のネタバレを含む部分があります(試合の結末・終盤のセリフに触れています)。該当のセクションには見出しにも注意書きを入れているので、まだ映画を見ていない方はそこから先を飛ばしてください。
そもそも、ハイキュー!!ってこういう話
念のため、まったく知らない方に向けて簡単に紹介しておきます。
背が低い日向翔陽という主人公が、高校のバレー部でエースを目指していく物語です。
ジャンプ力を武器にする日向と、天才的なセッターの影山という、まったくタイプの違う2人が同じチームに入るところから始まります。
そこにいろんな高校のチームが出てきて、それぞれに事情や戦い方がある。「主人公チームだけが正しい」という描き方をしないところが、私はすごく好きです。
そして何より、試合の描写が本当に細かい。
この細かさが、後で書くようなことに繋がっていきます。
バレーって、こんなに頭を使う競技だった
見ていて一番おもしろかったのが、プレーひとつひとつに意味があると分かってくるところでした。
たとえばブロック。私はずっと「相手のスパイクを完全に止めるためのもの」だと思っていたんですが、打てるコースを狭めて、味方が拾いやすい場所に打たせるという役割がある。止めきれなくても、ちゃんと仕事をしている場合があるんですね。
セッターも同じで、ただトスを上げているわけではなく、誰にどのタイミングで上げるかを組み立てて、相手のブロックをずらしている。
考えてみれば、ボールが上がってから打つまでなんて0コンマ数秒の世界です。
その一瞬の中に、それだけの読み合いと作戦が詰まっている。
ただ、中学の頃の私は、そもそもこういうことをまったく教わっていません。
正直に言うと、うちのチームは弱くて、教えてもらえたのは本当に基本的な動作だけでした。
頭脳プレーというか、プレーとプレーの行間にあたる部分は、習う機会そのものがなかったんです。
だから、考える力そのものが育っていなかったんだと思います。
基礎的なことしか知らないまま、ただコートに立っていた。
それをもったいなかったなと思う気持ちと、今からでも知れてよかったと思う気持ちが、半分ずつあります。
バレー中継の見方が、まるっきり変わった
作品を見てから、バレーボールネーションズリーグの地上波中継を見る機会がありました。
我が家にはテレビがないので、地上波はAladdin X2 Plusというプロジェクターで見ています。
テレビチューナーが内蔵されていて、そのまま放送を映せるタイプです。
おかげで、大画面でじっくり観戦できました。
そして、これが見え方がまるっきり変わっていたんです。
- ピンチサーバーが出てきたときの心情が、より深く想像できるようになった
- 追い詰められた場面で、それでも攻めたサーブを打つメンタルの強さに気づいた
- 後衛の選手が、相手の打つコースを読んで動いているのが見えるようになった
などなど、あげればキリがありません。
以前なら、ただボールを目で追っているだけでした。
でも今は、その一本の前に何が起きているのかが、少しだけ想像できる。
観戦したのは、13連勝から敗れた試合を含む終盤の数試合でした。
あのスピードと打力の中で、ボールを落とさずに、考えながら繋いでいる。もうこれは神技だなと思いました。
そして技術だけじゃなく、仲間同士の信頼関係の深さまで見えてくる。誰かが跳んだら、誰かがその後ろをカバーしている。当たり前のようでいて、信じていないとできない動きです。
すっかり引き込まれて、今後は必ず観戦したいと思うようになりました。
また、バレーがやりたくなってしまった
そして、見終わったあとに湧いてきたのが、「私もまたバレーがやりたい」という気持ちでした。
ボールを触りたい。打ちたい。拾いたい。
体を思いきり使って、走り回って、汗をかいて、全力でバレーを楽しみたい。
そういう欲求が、自分でも驚くくらい強く湧いてきたんです。
でも現実には、バレーができる場所もなければ、一緒にやる仲間もいません。
だからこれは、たぶん叶わない願望です。それが分かっていても、やりたいなあと思ってしまう。
「当たり前」だと思っていた部活が、実はすごく幸せな時間だった
そこで、ふと気づいたことがあります。
自分が実際にやっていた頃は、外での練習がきついなとか、筋トレばっかりでしんどいなとか、正直いろいろ思うところがありました。
でも今になって考えると、あのとき私には、体育館があって、ボールがあって、それをたくさん触るための時間があって、そして一緒にやる仲間がいたんですよね。
当時はそれが当たり前の日常だったから、何とも思っていませんでした。
でもあれって、すごく幸せな時間だったんだなと、大人になった今、やっと気がつきました。
だって大人になると、仕事があって、決まった時間には働かないといけなくて、自分の時間もなかなか取れません。家庭がある人なら、仕事と両立させるだけでも大変で、ますます難しくなる。
しかも、やりたいと思っても一緒にやる仲間が必要だし、やる場所も必要です。
あの頃は、そのどちらも最初から揃っていました。
だから、今まさに部活で一生懸命バレーをやっている学生の人たちには、こう思うんです。
今はしんどいかもしれないけれど、ひとつのことに一生懸命になれて、それを大勢でやれていて、しかもその環境がある。それって、すごく恵まれていて、幸せな時間なんじゃないかなと。
余計なお世話かもしれないんですが、もう少しだけ続けさせてください。
人生って、一度しかないんですよね。
「まだまだある、大丈夫」と思っていても、過ぎてみたら案外あっという間で、一瞬で終わってしまう。
だから、今を全力で、後悔がないように。今やりたいことを全力でやって、自分がやりたい、したいと思ったことには、迷わず進んでいってほしい。
やらなかった方が、あとから絶対に後悔します。「あのとき、やっておけばよかった」って。
だって、今は今しかないんだから。あとでやろうと思ったって、その時間はもう帰ってこないんだから。
……なんて。年のせいでしょうか、すっかりばば臭いことを言ってしまいました。
【ここからネタバレあり】映画「ゴミ捨て場の決戦」で泣いた
※ここから映画「ゴミ捨て場の決戦」の内容に触れます。試合の結末や、終盤のセリフにもはっきり触れています。
まだ映画を見ていない方は、この章はまるごと読み飛ばしてください。
映画の「ゴミ捨て場の決戦」、これは泣きました。
終盤、研磨が「楽しい」と口にして倒れ込む場面があるんですが、あそこでもう駄目でした。
ずっと省エネで、面倒くさがっているように見えた彼が、最後にそう言う。
それまでの積み重ねが全部そこに乗っている感じがして、こみ上げてしまいました。
本気でバレーに向き合って、試合中もなお進化し続ける烏野の強さに正面からぶつかったからこそ、あの場面であのセリフが出てきたんだと思います。
試合前に「楽しいとか悔しいとか絶対に言わせてやる」と言っていた日向が、研磨の「楽しい」を聞いて雄叫びをあげるところも最高でした。
印象に残っているのが、研磨が日向に「面白いままでいてね」と告げるシーンです。
変人速攻や高速のブロードで、これまで散々研磨を驚かせてきた日向。研磨の好きなゲームで例えるなら、日向を攻略することがバレーというゲームをクリアすること——そんな宣戦布告だったのかなと思っています。
その言葉どおり、日向はその後、音駒のレシーブに攻められて思うようにスパイクを打てなくなります。
それでも最後は、自力で空に羽ばたいてスパイクを打つ。
簡単には攻略できない未知の技を、毎回繰り出してくる日向。その存在が、研磨から「楽しい」の一言を引き出した。
苦しい状況の中で、良くも悪くも日向は研磨の期待に応えたんだと思うと、胸が熱くなりました。
そして最後。研磨目線の実況から試合終了までの流れは、あっという間なのに、一挙手一投足が心に重く響きました。
試合後に研磨から出た「クロ、俺にバレーを教えてくれてありがとう」は、まじで号泣案件です。
拾う・繋ぐ・打つ、どれが欠けても成立しない
見終わってから、ぼんやり考えていたことがあります。
バレーって、拾う・繋ぐ・打つの、どれが欠けても成立しないスポーツなんですよね。
どれだけ強烈なスパイクが打てても、拾う人と繋ぐ人がいなければ、そもそも打つ場面すら来ない。
これ、私の仕事にもちょっと似ているなと思ったんです。
個人の技術を磨くのは、もちろん前提としてあります。でもそれだけだと、たぶん続かない。磨いたものを次の人に伝えたり、お互いを尊重し合ったりして、はじめて成り立つ。そういう場面って、たしかにあるなと。
こういうことを、誰かに向けて「こうあるべきだ」と言うつもりはまったくありません。ただ、私はそう感じたというだけの話です。アニメを見て泣いて、そのあとにこんなことを考えている大人がここにいる、というだけで。
でも、そう思えたこと自体が、なんだかちょっと嬉しかったんです。
漫画は未読|紙か電子かで迷い中
ちなみに私、漫画はまだ読んでいません。アニメと映画だけです。
全巻揃えたい気持ちはあるんですが、紙で買うか電子で買うか、まだ決めきれていません。
紙で並べたい気持ちもあるし、置き場所を考えると電子が正解な気もするし。Kindleのセール次第かなとか思いながら、今も迷い続けています。
正直なところ、紙の本にするか、電子のモノクロ版にするか、カラー版にするか。
いや、そもそも買うかどうかすら、ずっと悩んでいます。
同じように迷っている人は、今の価格だけでも見比べてみるといいかもしれません。
紙の全巻セット、Kindle版、それにKindleのデジタルカラー版と選択肢があるので、私はいまだに決めきれていません。
私もセール待ちなので、そのときは結局まとめ買いしてしまう気がしています。
アニメと映画を見るなら
私はアニメも映画も、Amazon Prime Videoで見ました。
バレー経験がある人ほど「そうだったのか」と刺さる場面が多いと思うので、少しでも気になっているなら、まず1話だけでも見てみてほしいです。
こんな人に向く
- バレー経験はあるけど、基礎的なことしか教わらなかった人:私と同じ驚き方をするかもしれません
- スポーツ中継をもっと楽しみたい人:作品を見たあとは、明らかに見える情報が増えます
- 今さら流行りものにハマるのが恥ずかしい人:大人になってから普通にハマりました、という実例です
こんな人には向かない
- 作品の考察や伏線回収を詳しく知りたい人:この記事は「元バレー部が感じたこと」に絞った内容です
- ネタバレを一切見たくない人:映画の終盤の場面に触れています(該当セクションには見出しで注意書きを入れています)
- スポーツそのものに興味がない人:技術の話が中心なので、たぶん響きません
まとめ:来年の続編が、今から楽しみ
ハイキュー!!を見て、私に起きた変化をまとめます。
- 0コンマ数秒の中に読み合いと作戦があると知って、バレーの見方が変わった
- ブロックもセッターも、思っていたよりずっと役割が深かった
- バレー中継の見方が変わり、今後は必ず観戦したいと思うようになった
- またバレーがやりたくなった。そして、当たり前だと思っていた部活がすごく幸せな時間だったと、今になって気づいた
- 映画で泣き、拾う・繋ぐ・打つのどれが欠けても成立しないという構造が、仕事にも似ていると感じた
そして、来年には続編の映画がある。これが今からとても楽しみです。
それまでに漫画を読み終えているかどうかは、まだ分かりませんが。
「今さらかな」と迷っている人こそ、たぶん一番楽しめると思います。
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