「結局、どれが一番いいの?」ってよく聞かれるんですが、正直に言うと答えられません。
保存容器、気づいたら5種類使い分けています。ズボラなので本当は1つに絞りたいんですが、それぞれ得意なことと苦手なことがはっきり違って、結局手放せずに今の形に落ち着きました。
「これ1つで完璧」という保存容器のレビューはよく見かけるんですが、私の場合はそうはならなかった、という正直な使い分け実体験を書きます。
まず、5種類をざっくり比較できる表を置いておきます。詳しい使い方や不満点は、このあと1つずつ書いていきます。
| 保存容器 | レンジ | オーブン | 冷凍 | 食洗機 | スタッキング(積み重ね) | ネスト(蓋を外して重ねる) | 得意なこと |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ①無印 ホーロー保存容器 | ×(IH・電子レンジ不可) | ○ | ○ | ○ | ○ | × | 冷やす・直火・オーブン・バット代わり |
| ②無印 バルブ付き密閉容器 | ○(耐熱140℃/耐冷−20℃) | 未確認 | ○ | ○ | ○ | × | 汁気もの・弁当(中が見える) |
| ③無印 フードコンテナ | ○ | 未確認 | ○ | ○ | ○ | ○(同サイズ同士) | 麺・サラダ・丼・ごはん(軽くて安い) |
| ④iwaki 耐熱ガラス11点セット | ○(蓋あり) | ○(蓋を外して) | ○ | ○ | ○ | ○(蓋を外せば可) | 家での日常使い全般 |
| ⑤VAKUEN 真空保存容器 | ○(500〜600W・2分程度) | ×(対応温度−30〜100℃のため不可と判断) | ○ | ○ | × | × | 野菜・乾物・お菓子・おかずなど幅広く |

1. 無印良品「蓋が選べるホーロー保存容器」:冷やすものと、火にかけるもの
最初に正直に書いておくと、これが主力というわけではありません。毎日必ず使うタイプのものでもないです。
ただ、あると役に立つ。そういう位置づけの容器です。
一番よく入れているのは、切ったデザートや、よく冷やしたいもの。ホーローはとにかくよく冷えるので、冷蔵庫に入れておくと中までしっかり冷たくなります。
冷やして固めるデザートを作るときにも便利です。そのまま型として使えるので、別の容器に移し替える手間がありません。
そしてもう一方の得意分野が、火にかけられること。
- 汁物など、直火で温め直した方がおいしいもの
- オーブンで焼くものを作るとき
このあたりは、ホーローでないとできません。保存した容器のまま火にかけられるのは、洗い物が減るという意味でもありがたいです。
あと、地味な使い方をひとつ。大きくて浅いタイプは、下ごしらえのバット代わりにしています。肉に下味をつけたり、揚げ物の衣をつけたりするときですね。専用のバットを買わなくて済んでいます。

深めのサイズは、糠漬けにも使っています。冷凍にもそのまま使えます。
ちなみに、漬物用の容器は別でピクレという浅漬け器も使っていて、そちらは一人暮らしサイズで手軽さが段違いでした。
このシリーズ、以前はパッキン付きのバルブの蓋を使っていたんですが、これがいつも浮いてきて、正直ずっと不便に感じていました。新しい蓋が出たタイミングで全部シール蓋に変えたら、使いやすさが激変しました。同じ容器でも、蓋を選べるだけでここまで変わるのかと驚いたポイントです。
収納については、スタッキング(積み重ね)自体はできるんですが、後で紹介するフードコンテナのように蓋を外して中に重ねて収納することはできません。そこだけは、ちょっと惜しいと感じています。
作り置きをそのままオーブンや直火で温め直したい人、蓋の浮きにストレスを感じている人には、シール蓋が選べる今のタイプをおすすめします。
2. 無印良品「フタをしたまま電子レンジで使えるバルブ付き密閉保存容器」:中が見えるのが一番の強み
汁気のあるおかずやお弁当に使っているのが、無印良品の「フタをしたまま電子レンジで使えるバルブ付き密閉保存容器」です。
一番いいのは、透明で中が見えることだと思っています。
保存容器って、中が見えないとどうしても存在を忘れるんですよね。奥にしまい込んだまま、何日も経ってから思い出す。あれを防げるだけで、価値があります。
フタをしたままレンジで使えるのも単純に便利で、汁気があるものを持ち運びたいときにも重宝しています。
サイズ展開も豊富なので、小さいものから大きいものまで用途に合わせて選べます。
正直なところ、不満もあります。
- 油物を入れると、念入りに洗う必要がある
- パーツが多くて洗いにくい(バルブや内蓋など、分解して洗う手間がある)
- 上蓋をなくしそうになる(パーツが多い分、どれかが行方不明になりそうで気を使う)
便利な分、お手入れの手間は正直あるシリーズです。
ただ、交換パーツが別売りされているのは、地味に大きな安心材料です。なくしてしまったり劣化してきても、その部分だけ買い替えて長く使えるので、パーツが多いことのマイナスをある程度カバーしてくれています。
収納面も、こちらはスタッキング自体はできるものの、フードコンテナのように蓋を外して重ねて収納することはできません。ホーロー容器と同じで、そこは割り切って使っています。

汁気のあるおかずを持ち運びたい人、そして冷蔵庫の中で存在を忘れがちな人には、中が見えるこのシリーズが向いていると思います。
3. 無印良品「蓋をしたままレンジで使えるフードコンテナ」:丼・麺類とお弁当の主力
持ち運びも含めると、一番出番が多いのがこれです。無印良品の「蓋をしたままレンジで使えるフードコンテナ」です。
理由ははっきりしていて、軽くて安いから。気軽に使えるんですよね。透明で中も見えるし、蓋をしたまま電子レンジにかけられる。基本的なことが全部できて、値段が安い。
850ml・630ml・180mlの3サイズを買い足して使い分けています。
サイズごとの使い分け
850ml:麺類
冷凍うどんを保存するとき、このサイズにぴったり収まることに気づいてから、麺類はこれ一択になりました。
630ml:サラダ・丼
これが一番使い勝手がいいサイズかもしれません。たっぷり作ったサラダを入れるのにも、丼ものにもちょうどいい。お弁当に持っていくときも、たいていこれです。
180ml:ごはん・果物
ごはんを1食分入れておいたり、ちょっとした果物を入れたり。小さいので冷蔵庫の隙間にも収まります。
薬味の保存にも、この容器を使っています。キッチンペーパーと組み合わせて4〜5日もたせる方法は、薬味の冷蔵保存|無印タッパー+ペーパーの仕込みワザで詳しく書きました。
持ち運びに選ぶ理由は、サイズだけではありません。軽いというのが、実はかなり大きいんです。毎日持っていくものなので、この軽さの差は思っている以上に効いてきます。
こちらも不満点はあります。
- 油が落ちにくい
- 色の濃いものを入れると色移りする(実際に色が移ってしまったのはキムチでした)
- 汁物には向かない(蓋の構造上、汁気の多いものは避けています)
収納面では、同じサイズ同士なら蓋を外して中に重ねて(ネストして)収納できるのが強みです。ホーローやバルブ付きの容器は、スタッキング自体はできてもこの「蓋を外して中に重ねる」収納はできないので、ここはフードコンテナならではの良さだと思っています。
ただ、私が持っているものはサイズが大きめで、長方形と四角に近い形が混ざっているので、サイズや形が違うものどうしは重ねられません。同じシリーズでも、選ぶサイズや形が変わると使い勝手も変わってくると思います。

丼や麺類をお弁当に持っていきたい人、毎日持ち運ぶから軽さを優先したい人には、まずこれを試してみてほしいです。
4. iwaki 耐熱ガラス保存容器11点セット:家の中で使うなら、これが一番
iwakiの耐熱ガラス保存容器11点セット(PSC-PRN11G)は、レンジ・オーブン・冷凍すべてに対応してくれる、いわばオールラウンダーです。そして家の中で使うぶんには、最近これが一番よく出てきます。
さきほどフードコンテナを「一番出番が多い」と書きましたが、あちらはお弁当など持ち運びを含めての話です。家の中だけで見ると、iwakiの方が手が伸びます。
一番のメリットは、中身が見えること。
ガラスなので、冷蔵庫の奥にしまい込んで存在を忘れる、いわゆる「冷蔵庫内の忘れ去り事件」を防げるんです。
洗いやすさもこの中では一番で、油汚れもガラスなのできれいに落ちてくれます。
よく冷えるのも気に入っているところです。
収納も重ねやすいです。本来は蓋を外して重ねればもっとコンパクトに収まるスタイルなんですが、そうすると下の容器を取り出すのが面倒なので、私は蓋をつけたまま重ねてしまっています。それでも十分すっきり収まってくれます。
不満点をあげるなら、重さです。家の中で使うぶんには気にならないんですが、弁当箱代わりに持っていくには、ちょっと重いのがネック。持ち運ぶときは、軽いフードコンテナの方を選んでしまいます。

中身が見えて洗いやすい容器を探しているなら、このセットを揃えておくと家の中の保存はほぼ回ります。
5. VAKUEN 真空保存容器:野菜の「気づいたら腐ってる」を防ぎたくて
一番新しく仲間入りしたのが、VAKUENの真空保存容器(電動)です。
購入のきっかけは、「気づいたら野菜が腐ってる」問題をどうにかしたかったから。
まだ使い始めたばかりで長期的な結論は出せないんですが、普通の保存より長持ちしている手応えは感じています。
使い道は野菜だけに限りません。乾物やお菓子、おかずなど、いろんなものに使えます。真空にして保存できるものなら基本的になんでも活躍してくれるので、思っていたより出番の多い容器です。
薬味も、野菜も、きのこも。普通のタッパーに入れておくより、数日は日持ちするなというのが実感です。
そのうち、どのくらい違うものなのか実験してみても面白そうだなと思っています。
同じものを普通のタッパーとVAKUENに分けて入れて、何日で差が出るか。やってみたら、また書きます。
ただ、収納面はちょっと工夫が必要でした。
私が持っているものはサイズが大きめなので、冷蔵庫の中で重ねられません。冷蔵庫の仕切りを外してスペースを作る必要があったり、置ける場所自体も限られるので、そこは導入前に考えておいた方がいいポイントだと思います。

野菜や乾物をよくダメにしてしまう人は、一度真空保存を試してみる価値があると思います。
こんな人に向く
- 保存容器を1つに絞れず悩んでいる人:私も同じで、結局5種類に落ち着きました
- 用途ごとに保存容器を使い分けたい人:作り置き・弁当・丼もの・野菜保存など、それぞれの得意分野が参考になるかもしれません
- 各容器のリアルな不満点も知りたい人:良いところだけでなく、洗いにくさや色移りなど正直に書きました
こんな人には向かない
- 保存容器を1種類だけで済ませたい人:この記事は「1つに絞れなかった」実体験なので、参考にならないかもしれません
- とにかくシンプルな道具選びをしたい人:5種類の使い分けは、それなりに管理の手間もあります
まとめ:結局、1つに絞れないから5種類になった
5種類それぞれの使い分けをまとめます。
- 無印 蓋が選べるホーロー保存容器:主力ではないがあると役に立つ。よく冷えるのでデザートや冷やしたいもの、直火・オーブンが必要なもの、浅型はバット代わりに。シール蓋に変えて使いやすさが激変
- 無印 バルブ付き密閉保存容器:透明で中が見えるので存在を忘れないのが一番の強み。汁気ものや弁当に。洗うパーツは多いが、交換パーツがあるので長く使える
- 無印 フードコンテナ(3サイズ):軽くて安く、持ち運びを含めると一番出番が多い。850=麺類/630=サラダ・丼/180=ごはん・果物。汁物は不可で、キムチは色移りした
- iwaki 耐熱ガラス11点セット:家の中で使うなら一番のオールラウンダー。中身が見えて洗いやすく、よく冷えて重ねやすい。ただし持ち運びには重い
- VAKUEN 真空保存容器:薬味も野菜もきのこも、普通のタッパーより数日日持ちする実感。乾物・お菓子・おかずにも。重ねられず置き場所を選ぶ
改めて並べてみると、家の中で使うなら中身が見えて洗いやすいiwaki、持ち運ぶなら軽くて重ねられるフードコンテナ、という具合に、住み分けが自然にできあがっていました。「重さ」や「どう重ねられるか」といった地味な要素が、日々の使い勝手をけっこう左右しているなと感じます。
「これ1つで完璧」を求めて探すよりも、用途ごとに得意な容器を選んだ結果、5種類になったというのが正直なところです。同じように悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。
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